輸出硫安売掛金経理臨時措置法は、昭和38年に硫安工業の再建基礎確立のため制定された。当時、硫安の輸出価格が国内価格を下回り、その差額が売掛金として処理され、昭和37年末には215億円に達していた。これを一括償却すると硫安生産業者の経営に支障をきたすため、10年以内の繰延償却を可能とする措置を講じた。その後、輸出硫安売掛金は逐次償却が進み、本年3月末で完了。この間、アンモニアの多角的利用など、硫安工業の体質改善も達成された。法の目的が達成されたため、ここに同法を廃止するものである。
参照した発言:
第71回国会 衆議院 商工委員会 第32号