硫安の輸出価格と国内価格の差額(輸出赤字)は、これまで硫安生産業者の輸出会社に対する売掛金として処理されてきた。しかし近年、国際的な輸出競争の激化により輸出赤字が増加し、硫安工業の合理化のため問題解決が求められている。政府は硫安工業対策を決定し、今後の輸出における売掛金計上を中止するとともに、過去の累積売掛金を硫安生産業者に償却させることとした。ただし、巨額の売掛金を一度に償却すると経営上の大きな負担となるため、10年以内の繰り延べ償却を可能とする臨時措置として本法案を提案する。これにより、硫安工業の再建と健全な輸出産業としての育成を図る。
参照した発言:
第43回国会 衆議院 商工委員会 第22号