機械類信用保険制度は、中小企業の設備近代化と機械工業振興を目的とした国営保険制度として1961年に発足した。当初は割賦販売のみを対象としていたが、その後ローン保証販売も対象に加えた。今回の改正は、新たに機械類のリース取引を保険対象に加えることを目的とする。リースは中小企業にとって資金の有効活用や技術革新への対応に有利だが、信用基盤が弱い中小企業へのリースは円滑さを欠いている。そこで政府がリース料不払い時の損害の二分の一を補填する保険制度を創設し、中小企業の設備近代化と機械工業振興を図ることとした。
参照した発言:
第71回国会 衆議院 商工委員会 第4号