近年の米の生産量増大と需要減退により、食糧管理特別会計の国内米管理勘定において700万トン近い過剰在庫を抱えることとなった。この状況に対し、米生産調整対策を実施して需給均衡の回復に努めるとともに、過剰在庫米については加工食品原材料用や飼料用等の用途への売り渡し、または輸出による処理を計画的に進める。これに伴う国内米管理勘定の多額の損失について、財政上の理由から一般会計からの一括補てんが困難なため、その一部を繰り越して整理し、7年度内の期間で一般会計から計画的に繰り入れて補てんできるよう、食糧管理特別会計法の一部改正を行うものである。なお、この損失整理は昭和46年度以降の予算から適用する。
参照した発言:
第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号