乳業施設資金融通制度は、乳業者への施設改良・造成等の融資を目的として1961年に創設され、1970年までの10年間で約94億円を融資し、酪農業の発展に貢献してきた。近年、牛乳・乳製品の消費は一時的な伸び悩みはあるものの、長期的には需要増大が見込まれ、消費地への生乳供給確保や牛乳流通の合理化に向けた施設整備改善が強く求められている。こうした状況下で資金需要が増加していることから、1971年3月31日で終了する貸付期限を5年間延長するとともに、生乳流通実態に即して乳業施設の地域規制要件を緩和するため、本法改正案を提出するものである。
参照した発言:
第65回国会 衆議院 本会議 第22号