造幣局特別会計における補助貨幣回収準備資金は、補助貨幣の額面相当額を積み立て、補助貨幣の引換・回収や造幣局の事業経費等の財源に充てている。この資金は資金運用部に預託して運用され、その利益金は同資金に編入されている。近年、経済規模の拡大による補助貨幣発行高の増加に伴い運用利益金収入が増加し、回収準備資金が補助貨幣の発行現在額を超過するようになった。補助貨幣の引換・回収準備としては発行現在額と同額の資金があれば十分であることから、発行現在額を超える部分については一般会計の歳入に繰り入れることを目的として法改正を行うものである。
参照した発言:
第63回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号