アジア開発銀行は1966年末に、アジアの経済成長と経済協力の促進、開発途上国の経済開発支援を目的として設立された。日本は2億ドルを出資して加盟し、同銀行は本格的な業務体制を整えている。同銀行は出資金による通常業務に加え、各国の拠出による特別基金で特別業務を行うことを予定している。この特別基金制度は、拠出国の意向を反映した資金運用を可能にすることで、各国からの資金拠出を促進する目的で設けられた。政府は特別基金への拠出を行うため、アジア開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部改正を提案するものである。
参照した発言:
第58回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号