簡易生命保険法の改正案は、特別養老保険の被保険者に関する保険金額の制限額の変更と、保険金支払い範囲の拡張を目的としている。具体的には、最近の社会経済情勢を踏まえ、保険金の最高制限額を100万円から150万円に、最低制限額を5万円から10万円に引き上げる。また、保険金の倍額支払いについて、現行の不慮の事故等による死亡に加え、法定伝染病による死亡の場合も対象とする。さらに、家族保険における廃疾保険金の支払いを、主たる被保険者だけでなく、配偶者や子が廃疾になった場合にも拡張する。これらの改正により、国民経済生活の安定確保と加入者の保険的保護の充実を図る。
参照した発言:
第55回国会 参議院 逓信委員会 第6号