農業共済基金は、農業共済組合連合会への保険金支払い資金の融資を通じて農業災害補償制度の円滑な運営に貢献してきた。しかし、昭和38年の制度改正で無利息長期融資への切り替えにより収支状況に余裕がなくなり、今後の資金需要増大に対応が困難となっている。そこで、昭和42年度に政府と会員がそれぞれ3億円を追加出資して融資能力を拡充することとし、現行法では資本金30億円と定められ増資規定がないため、必要に応じて政府及び会員が追加出資できるよう、所要の規定整備を行うものである。
参照した発言:
第55回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号