人事院勧告の趣旨を踏まえ、一般の政府職員の給与改善に準じて、裁判官及び検察官の給与を改善する必要があるため、本法案を提出した。主な改正点は二点である。第一に、特別職の職員の給与改定に伴い、高等裁判所長官の報酬並びに次長検事及び検事長の俸給を増額する。第二に、一般職の国家公務員の給与改定に伴い、判事、判事補及び簡易裁判所判事の報酬並びに検事及び副検事の俸給を増額する。また、一部の裁判官及び検察官については、諸手当の取り扱いを改めた上で報酬及び俸給月額を増加する。これらの改定は昭和41年9月1日から適用する。
参照した発言:
第53回国会 衆議院 法務委員会 第1号
区分 |
報酬月額 |
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最高裁判所長官 |
四〇〇、〇〇〇円 |
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最高裁判所判事 |
三〇〇、〇〇〇円 |
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東京高等裁判所長官 |
二六〇、〇〇〇円 |
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その他の高等裁判所長官 |
二五〇、〇〇〇円 |
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判事 |
一号 |
二二〇、〇〇〇円 |
二号 |
二〇〇、〇〇〇円 |
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三号 |
一八〇、〇〇〇円 |
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四号 |
一六二、〇〇〇円 |
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五号 |
一四五、〇〇〇円 |
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六号 |
一三三、〇〇〇円 |
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七号 |
一二一、〇〇〇円 |
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八号 |
一〇九、〇〇〇円 |
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判事補 |
一号 |
九六、一〇〇円 |
二号 |
八五、一〇〇円 |
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三号 |
七七、二〇〇円 |
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四号 |
七〇、五〇〇円 |
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五号 |
六三、九〇〇円 |
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六号 |
五九、三〇〇円 |
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七号 |
五四、六〇〇円 |
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八号 |
五一、六〇〇円 |
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九号 |
四五、八〇〇円 |
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十号 |
四三、一〇〇円 |
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十一号 |
三九、三〇〇円 |
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十二号 |
三七、一〇〇円 |
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簡易裁判所判事 |
一号 |
一六二、〇〇〇円 |
二号 |
一四五、〇〇〇円 |
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三号 |
一三三、〇〇〇円 |
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四号 |
一二一、〇〇〇円 |
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五号 |
一〇一、七〇〇円 |
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六号 |
九六、一〇〇円 |
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七号 |
八五、一〇〇円 |
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八号 |
七七、二〇〇円 |
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九号 |
七〇、五〇〇円 |
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十号 |
六三、九〇〇円 |
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十一号 |
五九、三〇〇円 |
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十二号 |
五四、六〇〇円 |
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十三号 |
五一、六〇〇円 |
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十四号 |
四五、八〇〇円 |
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十五号 |
四三、一〇〇円 |
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十六号 |
三九、三〇〇円 |
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十七号 |
三七、一〇〇円 |