戦後の緊急開拓から約20年が経過し、全国で約13万5千戸の開拓農家が農業に従事している。政府は開拓農家の営農安定化のため、基本施設の整備や営農施設の整備を促進してきた。開拓融資保証制度は、開拓農家への助成策として昭和28年に発足し、信用力補完と経営資金融通の円滑化に重要な役割を果たしている。近年、開拓営農は総体的に進展し、経営資金需要が増大している。この需要動向に応え、系統金融の実情に即応しつつ、開拓者への経営資金融通を円滑化するため、本保証制度の拡充・合理化を図る必要があり、本法律案を提出するに至った。
参照した発言:
第48回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号