高等学校教育の充実と教員の資質向上を目的とした改正案である。第一に、高等学校では専門教育の必要性が高まっているため、特定の技能分野に限り、大学教育の有無にかかわらず文部大臣試験により教諭免許状を授与できる特例を設けた。この免許状所持者は中学校でも教諭・講師になれることとした。第二に、教員免許資格の上進に必要な在職年数について、盲・聾・養護学校の教員経験を小・中・高・幼稚園の教員免許状の上進に通算できるよう改めた。また実習教科関係教員の資格上進でも実習助手を含め同様の扱いとした。これにより教員の資質向上への意欲を促進する。
参照した発言:
第46回国会 参議院 文教委員会 第15号