農林漁業金融公庫法の一部改正案の提案理由は以下の通りです:農林漁業の生産性向上と経営改善のため、農林漁業金融公庫を通じた融資制度の画期的改善を図る必要がある。具体的には、昭和39年度から以下の3点の改善を行う:1. 資金量の拡充- 貸付計画額を前年比200億円増の1,070億円に増額- 政府が305億円を追加出資2. 金利の引下げと金利体系の簡素化 - 9段階の金利体系を4段階(3.5%、5%、6.5%、7.5%)に簡素化- 一部資金は政策的重要性から5.5%に設定- 土地取得等の金利を3.5%に引下げ3. 償還期限・据置期間の改善- 13段階の償還期限を5段階(30年、25年、20年、15年、10年)に整理- 据置期間を延長これらの改善措置を実施するため、貸付条件の規定改正と政府追加出資に関する規定整備が必要となった。
参照した発言:
第46回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号