医薬品の調剤・供給業務は国民保健上重要な使命を持つが、現状では薬局等が都市部に集中し、無薬局地域での不便や過当競争による乱売が生じている。この偏在乱設は、営利目的の大企業参入も一因である。現行法では防止策がなく、都道府県の内規のみでは不十分である。そこで、適正配置の基準を条例化し、大企業には必要に応じて管理薬剤師の増員を義務付けることで、医薬品の適正供給と国民医療への貢献を図るため、本改正案を提出する。
参照した発言: 第43回国会 参議院 社会労働委員会 第12号