輸入木材に対する港湾施設として、通常の航路・防波堤・泊地等に加え、木材整理用の水面と貯木場が必要である。航路等の整備は公共事業として実施されているが、貯木場整備には特別な制度がないため、増大する輸入木材の処理に対応できていない。その結果、港湾区域内に木材が無秩序に放置され、港湾機能の維持や災害防止の観点から看過できない事態が発生している。このような状況を解消し、港湾における木材処理を円滑にして港湾整備を促進するため、貯木場整備に要する資金調達を円滑化し、その整備を積極的に推進する必要がある。
参照した発言:
第43回国会 参議院 運輸委員会 第6号