国立病院の多くは旧陸海軍病院を引き継いだもので、施設の老朽化や非効率性が課題となっている。全国80数カ所、約2万7千床を有する国立病院の整備状況は十分とは言えず、一般会計からの繰り入れだけでは施設整備が不十分である。そこで、近代的で能率的な施設整備を促進するため、一般会計からの繰り入れに加え、国立病院特別会計の負担において借入金による財源確保を可能とする法改正を行うものである。借入金の限度額については予算をもって国会の議決を必要とする。
参照した発言:
第43回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号