大阪市都島区にある大阪少年鑑別所は、戦後の応急措置として建設された木造建築が主体で、施設の損傷が進み改築が必要な状態となっている。また、周辺が商業地区として発展し、交通量も増加したため、環境面でも不適当な状況となった。そこで政府は施設の移転を決定し、堺市田出井町の大阪刑務所耕転地約二万平方メートルを新たな敷地として転用することとした。新施設の建設工事が間もなく完了することから、法務省設置法別表五に定める大阪少年鑑別所の位置を堺市に変更しようとするものである。
参照した発言:
第41回国会 衆議院 内閣委員会 第1号