輸出貿易の振興が緊要な課題となる中、輸出保険制度の重要性が高まっている。しかし、現行制度では輸出契約成立から船積みまでの間に相手方が破産した場合等の船積み前の信用危険を担保できていなかった。そこで、公的機関による契約破棄や不当な条件提示、相手方の破産による損失を補償対象に加え、輸出環境の改善を図ることを目的として本法改正を提案する。これにより輸出者の立場が強化され、輸出増大が期待できる。また、船積み前の信用危険担保という新分野に踏み出す意義も大きく、将来的な制度の充実も目指す。
参照した発言:
第40回国会 参議院 商工委員会 第11号