戦後開拓地に入植した約15万戸の開拓農家は、一般農家と比べて経営状況に開きがあり、立地条件の劣悪さや資本装備の不足により、営農基盤が確立できていない。政府は各種助成措置を講じているが、開拓農家の営農振興には経営資金の円滑な供給が必要である。現在、開拓融資保証法による債務保証制度があるが、営農の伸長に伴う資金需要の増大に対し、現在の基金では不十分である。そこで、中央保証協会への政府出資金を3千万円増額し、融資枠を拡大して開拓農家の資金需要に応え、営農の確立を促進しようとするものである。
参照した発言:
第40回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号