積雪寒冷地域は自然的悪条件により産業経済の立ち遅れや民生の不安定化など多大な被害を受けており、雪国的宿命から脱却できていない。この状況に対処するため、昭和31年に制定された本法に基づき、道路交通確保のための除雪等の事業を実施してきた。約5年間の実績は一定の効果を上げているものの、冬期交通確保の重要性や地方財政力の脆弱性を考慮すると、対象事業の拡大と国庫助成の強化が急務である。これは民生の安定や産業振興、地域格差縮小の観点からも重要性が高い。
参照した発言:
第39回国会 衆議院 建設委員会 第10号