愛知用水公団が建設した施設の管理段階への移行に伴い、公団の人員・機材に余裕が生じることから、これらを有効活用するため、国営豊川総合水利開発事業を公団事業として実施することとした。豊川事業は、豊川水系の水資源を総合的に開発し、約2万町歩の耕地への灌漑や工業・上水道への給水を行うもので、愛知用水事業と同様の性格を持つ。このため、公団の目的に豊川水系の水資源開発を加え、現在国や県が実施している事業を公団に移管することで、工事の早期完成と地域総合開発への寄与を図るとともに、公団の人員・機材の効率的活用を実現する。
参照した発言:
第38回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号