奄美群島の復興事業は相当進捗しているものの、経済基盤が脆弱なため産業資金の融通が円滑を欠き、これが復興の大きな障害となっている。これまで奄美群島復興信用基金に対し、昭和34年度に1億円、35年度に8千万円の政府出資を行ったが、熾烈な資金需要に応えられない状況である。そこで昭和36年度において、さらに政府出資を8千万円追加して融資業務に充て、奄美群島の産業振興の促進を図ることとしたい。
参照した発言: 第38回国会 参議院 地方行政委員会 第2号