水産庁の付属機関である十和田湖ふ化場を昭和35年8月1日に廃止するため、法改正を行うものである。同ふ化場は、ヒメマス資源の人工孵化放流事業のため昭和27年に設置されたが、北海道さけ・ますふ化場支笏湖事業場でのヒメマス種卵生産が増加し、全国需要を満たせる見通しとなった。そのため、十和田湖での増殖事業は地方需要を満たすことで十分となり、国営の必要性が消滅。これを受け、青森・秋田両県の県営に移管し、必要な施設設置経費を全額補助する予算を計上することとした。
参照した発言:
第34回国会 衆議院 内閣委員会 第4号