政府は、最近の繭及び生糸の需給事情を踏まえ、蚕糸業の長期的安定のため価格安定制度を検討している。当面の措置として、糸価安定特別会計の運営を円滑にするため、同会計の借入金等の限度額を従来の70億円から275億円に引き上げることとした。これは、生糸及び繭の買入原資の確保に資するためである。また、一般会計から20億円を繰り入れることとし、この金額は後日一般会計へ繰り戻す建前とした。
参照した発言: 第31回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号