近年の少年非行の増加と悪質化、交通状況の著しい変化に対応するため、警察庁の科学捜査研究所を拡充する必要がある。少年非行については、刑罰だけでなく未然防止と常習化防止のため、非行的傾向や犯罪的傾向を助長する要因を科学的に研究する必要がある。また、自動車数の増加に伴う交通事故の増加に対し、道路交通規制、交通安全施設、運転者の心理的・肉体的要件等の科学的研究が必要である。そのため、科学捜査研究所を科学警察研究所に改め、従来の科学捜査に加え、少年非行防止等の犯罪防止研究、交通事故防止等の交通警察に関する研究・実験を行わせることとする。
参照した発言:
第31回国会 衆議院 地方行政委員会 第5号