鉱山保安法は戦時中及び戦後の鉱山災害の頻発を受け、昭和24年に制定された。法施行後9年で保安状況は改善され災害は減少したが、昨年秋以降、坑内出水災害等の重大災害が頻発し多数の被災者が出た。そこで政府は中小炭鉱を重点とした巡回監督の強化と法規の厳正な運用等を実施してきた。今回の改正は、鉱山災害防止に重点を置き、保安を害する恐れのある侵掘行為及び被災者救出について必要な措置を講じられるようにするとともに、最近の社会情勢を踏まえ鉱害防止についての規定を整備することを目的とするものである。
参照した発言:
第30回国会 衆議院 商工委員会 第1号