生鮮食料品の流通改善は農畜水産業の経営改善と消費者利益の増進に重要である。現在、15都市に中央卸売市場が開設され、青果物・魚介類の全国販売量の約3分の1を扱うが、施設の整備拡充や卸売人の信用状態、取引方法の改善が必要である。特に卸売人間の過度な競争による弊害を防止し、取引方法を適正化するとともに、卸売人の財務健全性を確保する必要がある。そのため、中央卸売市場の名称使用制限、取引方法の制限、卸売人の純資産額に関する規定を整備する法改正を行うものである。
参照した発言:
第28回国会 参議院 農林水産委員会 第18号