裁判所職員定員法の一部改正には、二つの主要な改正点がある。第一に、地方裁判所における事件数の増加や裁判官不足により、本来合議体で扱うべき複雑困難な事件を一人の裁判官で処理せざるを得ない状況を改善するため、判事補を20人増員する。第二に、裁判所の定員外常勤職員の中には、定員内職員と職務内容に大差のない者が存在することから、政府の定員配置適正化方針に対応し、定員外職員の定数の一部を裁判所職員定員法による職員の員数に組み入れ、44人の増員を行うものである。
参照した発言:
第28回国会 衆議院 法務委員会 第8号