裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律
法令番号: 法律第89号
公布年月日: 昭和33年4月25日
法令の形式: 法律

改正対象法令

提案理由 (AIによる要約)

最高裁判所長官、最高裁判所判事、高等裁判所長官並びに検事総長、次長検事及び検事長の報酬・俸給月額を増額するものである。これらの職の報酬・俸給は内閣総理大臣等の特別職に準じて定められているため、増額が見送られ、他の裁判官・検察官及び一般政府職員との均衡を著しく失している。今回、特別職の給与を一般政府職員との権衡等を考慮して改訂することに伴い、最高裁判所長官を15万円に、最高裁判所判事・検事総長を11万円に、東京高等裁判所長官を10万円に、その他の高等裁判所長官・東京高等検察庁検事長を9万5千円に、次長検事及びその他の検事長を9万円に増額することとした。

参照した発言:
第28回国会 参議院 法務委員会 第15号

審議経過

第28回国会

参議院
(昭和33年3月3日)
(昭和33年3月10日)
衆議院
(昭和33年3月11日)
参議院
(昭和33年3月31日)
(昭和33年4月8日)
衆議院
(昭和33年4月16日)
(昭和33年4月17日)
参議院
(昭和33年4月18日)
(昭和33年4月22日)
衆議院
(昭和33年4月25日)
参議院
(昭和33年4月25日)
裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和三十三年四月二十五日
内閣総理大臣 岸信介
法律第八十九号
裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律
裁判官の報酬等に関する法律(昭和二十三年法律第七十五号)の一部を次のように改正する。
別表中最高裁判所長官、最高裁判所判事、東京高等裁判所長官及びその他の高等裁判所長官の項を次のように改める。
最高裁判所長官
一五〇、〇〇〇円
最高裁判所判事
一一〇、〇〇〇円
東京高等裁判所長官
一〇〇、〇〇〇円
その他の高等裁判所長官
九五、〇〇〇円
附 則
1 この法律は、公布の日から施行し、昭和三十三年四月一日から適用する。
2 最高裁判所長官、最高裁判所判事及び高等裁判所長官が昭和三十三年四月一日以後の分としてすでに支給を受けた報酬その他の給与は、この法律による改正後の裁判官の報酬等に関する法律の規定による報酬その他の給与の内払とみなす。
法務大臣 唐澤俊樹
大蔵大臣 一萬田尚登
内閣総理大臣 岸信介
裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和三十三年四月二十五日
内閣総理大臣 岸信介
法律第八十九号
裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律
裁判官の報酬等に関する法律(昭和二十三年法律第七十五号)の一部を次のように改正する。
別表中最高裁判所長官、最高裁判所判事、東京高等裁判所長官及びその他の高等裁判所長官の項を次のように改める。
最高裁判所長官
一五〇、〇〇〇円
最高裁判所判事
一一〇、〇〇〇円
東京高等裁判所長官
一〇〇、〇〇〇円
その他の高等裁判所長官
九五、〇〇〇円
附 則
1 この法律は、公布の日から施行し、昭和三十三年四月一日から適用する。
2 最高裁判所長官、最高裁判所判事及び高等裁判所長官が昭和三十三年四月一日以後の分としてすでに支給を受けた報酬その他の給与は、この法律による改正後の裁判官の報酬等に関する法律の規定による報酬その他の給与の内払とみなす。
法務大臣 唐沢俊樹
大蔵大臣 一万田尚登
内閣総理大臣 岸信介