中小企業金融公庫の業務は、資金量の増加に伴い年々拡大し、貸出残高は1958年1月末で約840億円に達している。近年の経済発展に伴う中小企業の合理化・近代化促進の必要性を踏まえ、1958年度の財政投融資計画では貸付規模を570億円程度に増額した。この業務拡大に対応するため、機構の充実強化が必要となり、法改正により業務実態に即応させることとした。また、貸出対象についても所要の改正を行うこととした。
参照した発言: 第28回国会 衆議院 商工委員会 第10号