開拓者の営農状況について、一部では既存農家の水準を超える成果を上げている一方で、不利な立地条件や災害等により経営基盤が不安定な農家も少なくない現状を踏まえ、既入植者への支援を強化する必要がある。そこで、開拓者資金融通特別会計による貸付金を前年度の19億円から28億円に増額し、特に既入植者向けの中期資金を8億5千万円から16億2千5百万円に拡大する。また、開拓営農振興臨時措置法の適用を受ける経営不安定な開拓者に対しては、償還期間を8年から12年に延長することで、営農の安定化と自立を図ることを目的とする。
参照した発言:
第28回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号