国際収支の改善、消費の節約、物価の安定を図るため、国民貯蓄増強の政策として郵便貯金法の改正を提案する。改正の要点は3点である。第一に、一預金者の貯金総額制限額を20万円から30万円に引き上げる。これは現在の物価や国民所得水準から見て低すぎるためである。第二に、定額郵便貯金の利率を、民間の定期預金金利引き上げに伴い、預入期間2年以下のものについて0.1%から0.3%引き上げる。第三に、積立郵便貯金の一回の預入金額の最高額を8千円から1万2千円に引き上げる。
参照した発言:
第27回国会 衆議院 逓信委員会 第1号