湿田単作地域は排水不良により農地利用率が低く生産力が劣る低位生産地域であり、その改良促進のため昭和27年に本法が制定された。昭和31年までに灌漑排水、耕地整備、小団地開発等の事業で一定の実績を上げたが、全体計画の5分の1程度の進捗に留まっている。これらの地域は気象条件に恵まれ、土地条件整備による経済効果が高く、経済自立や新農村建設の観点から重要である。そのため本法の有効期限を4年間延長し、関係事業を促進して目的達成を図りたい。
参照した発言:
第26回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号