簡易生命保険の保険金最高制限額は現在十五万円に制限されているが、近年の経済事情の推移により、この金額では国民の経済生活の安定確保と制度本来の機能を十分に発揮できない状況にある。本制度は創設以来、勤労者層の老後の生活安定や死亡時の医療費、葬祭費、遺族の生活保障に必要な額を基礎として定められてきた。最近の勤労者層の所得増加や経済生活の向上を考慮し、また民営保険の状況等も勘案した結果、保険金最高制限額を二十万円に引き上げることを提案するものである。
参照した発言:
第26回国会 衆議院 逓信委員会 第9号