一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律の一部を改正する法律
法令番号: 法律第176号
公布年月日: 昭和31年12月20日
法令の形式: 法律

提案理由 (AIによる要約)

教育職員の給与制度において、学歴要素が給与に十分反映されていないため、同一年齢でも高学歴者が必ずしも高い給与を得られない現状がある。これは文教政策と人事管理の不一致を示し、高学歴職員の士気低下や教育の沈滞を招くおそれがある。そこで、高等学校・中学校・小学校等の教育職員のうち、旧制・新制大学卒業者や特定の教員免許状保持者等に対し、人事院の定めにより二号俸を超えない範囲で俸給月額を調整可能とし、初任給基準についても適切な措置を講じることを目的とする。

参照した発言:
第24回国会 衆議院 内閣委員会 第35号

審議経過

第24回国会

衆議院
(昭和31年4月12日)
参議院
(昭和31年4月12日)
(昭和31年4月19日)
衆議院
(昭和31年5月22日)
(昭和31年6月1日)

第25回国会

衆議院
(昭和31年12月5日)
(昭和31年12月12日)
(昭和31年12月13日)
参議院
(昭和31年12月13日)
(昭和31年12月13日)
(昭和31年12月13日)
一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和三十一年十二月二十日
内閣総理大臣 鳩山一郎
法律第百七十六号
一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律の一部を改正する法律
一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律(昭和二十八年法律第二百三十七号)の一部を次のように改正する。
附則に次の二項を加える。
7 高等学校等教育職員級別俸給表又は中学校、小学校等教育職員級別俸給表の適用を受ける教育職員(人事院の指定する者を除く。)のうち、旧大学令(大正七年勅令第三百八十八号)若しくは学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)による大学(同法第百九条の大学を除く。)を卒業した者、旧教員免許令(明治三十三年勅令第百三十四号)による中学校高等女学校教員免許状若しくは高等学校高等科教員免許状を有する者又は人事院がこれらの者と同等以上の資格を有すると認める者(以下「教育職員」という。)については、人事院の定めるところにより、その定める日において、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律(昭和二十八年法律第二百八十五号)附則別表によつて、その者の俸給月額を同表に掲げる新俸給月額とみなし、予算の範囲内で、その月額に対応する号俸よりも二号俸をこえない範囲内の号俸の額に調整し、その額をもつてその日におけるその者の俸給月額とすることができる。
8 人事院は、教育職員を新たに採用する場合における俸給の基準については、前項の規定の趣旨を考慮し、適切な措置を講じなければならない。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
内閣総理大臣 鳩山一郎
大蔵大臣 一萬田尚登
文部大臣 清瀬一郎
一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和三十一年十二月二十日
内閣総理大臣 鳩山一郎
法律第百七十六号
一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律の一部を改正する法律
一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律(昭和二十八年法律第二百三十七号)の一部を次のように改正する。
附則に次の二項を加える。
7 高等学校等教育職員級別俸給表又は中学校、小学校等教育職員級別俸給表の適用を受ける教育職員(人事院の指定する者を除く。)のうち、旧大学令(大正七年勅令第三百八十八号)若しくは学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)による大学(同法第百九条の大学を除く。)を卒業した者、旧教員免許令(明治三十三年勅令第百三十四号)による中学校高等女学校教員免許状若しくは高等学校高等科教員免許状を有する者又は人事院がこれらの者と同等以上の資格を有すると認める者(以下「教育職員」という。)については、人事院の定めるところにより、その定める日において、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律(昭和二十八年法律第二百八十五号)附則別表によつて、その者の俸給月額を同表に掲げる新俸給月額とみなし、予算の範囲内で、その月額に対応する号俸よりも二号俸をこえない範囲内の号俸の額に調整し、その額をもつてその日におけるその者の俸給月額とすることができる。
8 人事院は、教育職員を新たに採用する場合における俸給の基準については、前項の規定の趣旨を考慮し、適切な措置を講じなければならない。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
内閣総理大臣 鳩山一郎
大蔵大臣 一万田尚登
文部大臣 清瀬一郎