積雪寒冷単作地帯は、厳しい自然条件にもかかわらず、全国の食糧供出量の約60%を担う重要な地域である。昭和26年の法制定以来、土地改良や耕種改善、家畜導入など各種の農業振興事業を推進してきたが、4年間の実績は全体計画の約30%にとどまっており、さらなる整備が必要である。また、米穀管理制度の将来を考慮すると、この地帯の農業経営の改善と生産力向上は一層重要性を増している。そのため、本法の有効期限を5年間延長し、関係事業を促進することで、法制定時の目的達成を図りたい。
参照した発言:
第22回国会 衆議院 農林水産委員会 第29号