昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法の一部を改正する法律
法令番号: 法律第216号
公布年月日: 昭和29年12月8日
法令の形式: 法律

提案理由 (AIによる要約)

4月と5月の凍霜害等による被害農家への資金融通に関する特別措置法が成立した後、6月4日に茨城県の一部で激甚なひょう害が発生し、被害総額が2億5千万円以上に上った。岩手、青森等でも被害が確認された。これらの地域は昨年の凍霜害・冷害からの回復途上にあり、今回の被害による経済的・精神的打撃は深刻である。そのため、4月・5月の凍霜害等の被害農家同様、低利の営農資金を融通し、被害農家の経営安定を図るため本改正案を提案するものである。

参照した発言:
第19回国会 衆議院 農林委員会 第58号

審議経過

第19回国会

衆議院
(昭和29年6月10日)
(昭和29年6月11日)
参議院
(昭和29年6月11日)
(昭和29年6月14日)
衆議院
(昭和29年6月15日)
参議院
(昭和29年6月15日)
(昭和29年6月28日)
(昭和29年7月27日)
(昭和29年10月21日)
(昭和29年11月10日)

第20回国会

参議院
(昭和29年12月1日)
(昭和29年12月2日)
衆議院
(昭和29年12月3日)
(昭和29年12月3日)
(昭和29年12月9日)
参議院
(昭和29年12月9日)
昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和二十九年十二月八日
内閣総理大臣 吉田茂
法律第二百十六号
昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法の一部を改正する法律
昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法(昭和二十九年法律第百六十七号)の一部を次のように改正する。
題名中「四月及び五月」を「四月、五月及び六月」に改める。
第一条中「四月及び五月」を「四月、五月及び六月」に、「同年五月」を「同年五月及び六月」に改める。
第二条第一項中「四月及び五月」を「四月、五月及び六月」に、「同年五月」を「同年五月及び六月」に、同条第二項中「昭和二十九年九月三十日」を「昭和三十年一月三十一日」に改める。
第四条第一項中「四億五千万円」を「六億五千万円」に改める。
附 則
1 この法律は、公布の日から施行する。
2 昭和二十八年四月及び五月における凍霜害の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法(昭和二十八年法律第六十九号)の一部を次のように改正する。
第二条第三項中「昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法」を「昭和二十九年四月、五月及び六月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法」に、「昭和二十九年九月三十日」を「昭和三十年一月三十一日」に改める。
大蔵大臣 小笠原三九郎
農林大臣 保利茂
内閣総理大臣 吉田茂