第九条ノ二 納税人其ノ未納ノ国税及滞納処分費ヲ納付スルコトノ委託ヲ為ス為歳入ノ納付ニ使用シ得ル証券以外ノ有価証券ヲ収税官吏ニ提供シタル場合ニ於テハ収税官吏ハ当該証券ニ依リ最近ニ於テ取立ノ確実ト認メラルルトキニ限リ其ノ取立ヲ為シ得ル金額ヲ以テ当該納付ヲ為スコトノ委託ヲ受クルコトヲ得此ノ場合ニ於テ取立ノ為費用ヲ要スルモノニ在リテハ納税人ハ当該費用ニ相当スル金額ヲ併セテ提供スベシ
収税官吏前項ノ委託ヲ受ケタルトキハ納付受託証書ヲ納税人ニ交付スベシ
収税官吏第一項ノ委託ヲ受ケタル場合ニ於テ必要アルトキハ確実ト認ムル金融機関ニ再委託スルコトヲ得
収税官吏第一項ノ委託ヲ受ケタル場合ニ於テハ其ノ委託ニ係ル有価証券ニ依リ取立ヲ為シ得ル金額ニ相当スル国税及滞納処分費ニ付テハ其ノ委託ヲ受ケタル間督促又ハ滞納処分ヲ為スコトヲ得ズ
第一項ノ委託ノ日前ニ財産ノ差押アリタル場合ニ於テ当該委託ニ因リ其ノ必要ナシト認メラルルニ到リタルトキハ其ノ認メラルル限度ニ於テ当該差押ヲ解除スベシ