国際的供給不足物資等の需給調整に関する臨時措置に関する法律の有効期限が1957年3月末日までとなっているため、延長の要否を検討した。全般的に供給不足物資の需給は緩和傾向にあるものの、ニッケルとモリブデンについては、主要生産国のカナダとアメリカが輸出調整を行っているため、日本への輸入が順調でなく、国内需給が逼迫している。そのため、これらの物資の需給調整を継続し、国民経済の健全な発展を図る必要があることから、有効期間を1年延長する。また、需給が均衡したコバルト、タングステン、白金については付表から削除する。
参照した発言:
第19回国会 衆議院 通商産業委員会 第18号