簡易保険の保険金最高額は現在8万円に制限されているが、近年の経済事情から、この金額では制度本来の機能を十分に果たせない状況にある。簡易保険の保険金最高額は、勤労者の老後の生活安定、医療費、葬祭費、遺族の生活保障に必要な額を基準に定められてきた。今日の医療費、葬祭費、遺族生活費、物価指数等を考慮し、また民営保険の状況も踏まえ、制度本来の使命を果たすため、保険金最高額を13万円に引き上げることを提案する。
参照した発言: 第19回国会 衆議院 郵政委員会 第11号