漁船再保険特別会計における漁船再保険事業について生じた損失を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律
法令番号: 法律第29号
公布年月日: 昭和28年3月31日
法令の形式: 法律

提案理由 (AIによる要約)

漁船損害補償法における特殊保険(拿捕、抑留等の事故を保険事故とするもの)について、昭和27年度に保険事故が異常に発生し、漁船再保険特別会計の特殊保険勘定における再保険金の支払いが著しく増加した。その結果、支払い財源に約5千万円の不足が生じたため、この事故の性質を考慮し、一般会計からの繰入金をもって補填することが適当と判断したものである。

参照した発言:
第15回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号

審議経過

第15回国会

衆議院
(昭和28年2月7日)
参議院
(昭和28年2月9日)
(昭和28年2月17日)
衆議院
(昭和28年2月25日)
(昭和28年2月27日)
(昭和28年2月28日)
(昭和28年3月3日)
参議院
(昭和28年3月6日)
(昭和28年3月9日)
(昭和28年3月13日)
衆議院
(昭和28年3月14日)
漁船再保険特別会計における漁船再保険事業について生じた損失を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和二十八年三月三十一日
内閣総理大臣 吉田茂
法律第二十九号
漁船再保険特別会計における漁船再保険事業について生じた損失を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律
政府は、漁船損害補償法(昭和二十七年法律第二十八号)第三条第二項の特殊保険の再保険に係る事業について、昭和二十七年度における同項に規定する特殊保険事故の異常な発生により生じた損失を補てんするため、昭和二十八年度において、一般会計から、五千万円を限り、漁船再保険特別会計の特殊保険勘定に繰り入れることができる。
附 則
この法律は、昭和二十八年四月一日から施行する。
大蔵大臣 向井忠晴
農林大臣 田子一民
内閣総理大臣 吉田茂