タバコ専売益金は一般歳入総額の約14%を占め、その収入に大きく貢献しているタバコ耕作農民は、他の農作物と比べ多額の生産資金を要し、生産期間も9~11ヶ月と長期に及ぶ。また専売公社の収納計画上、随時の納付が困難なため、生産資金は金融機関からの借入に頼らざるを得ず、長期の金利負担で農民は困窮している。そこで、農民の資金面での不安を緩和し、安心して生産に専念できる環境を整え、品質向上と生産確保を図るため、葉タバコ収納代金の一部を耕作資金として前渡しできるよう法改正を提案するものである。
参照した発言:
第13回国会 衆議院 大蔵委員会 第91号