医療法第70条の診療科名規定は、正確な診療内容表示と公衆の適切な医療受診を目的としている。現代医学の専門分化に伴い、診療科名も学問的基礎に基づき変化すべきである。気管食道に関する研究・技術は、耳鼻咽喉科や内科の一部という従来の概念を超え、直接診断治療へと発展した。日本気管食道学会は国際的にも貢献しており、この新専門分野の診療科名を医療法に追加し、国民に周知することは医療向上に重要な意義を持つため、本法律案を提出した。
参照した発言: 第13回国会 衆議院 厚生委員会 第22号