司法書士法の改正は、司法書士連合会からの要望を受け、同類的職業法との整合性を図るために提案された。主な改正点は、認可制から試験登録制への移行、報酬規定の会則での設定、正当業務の附随規定の削除である。改正の基本方針として、弁護士の職域を侵さないこと、司法書士の権限を現行法以上に拡大しないこと、同類的職業法との規定の調整を図ることが掲げられた。これにより、土地家屋調査士法や行政書士法など、他の同類的職業法との制度的な均衡を実現することを目指した。
参照した発言:
第10回国会 衆議院 法務委員会 第15号