緊要物資輸入基金特別会計で取得する外国産物資について、特殊需要に応じた売払いを円滑にする必要がある。近年、稀少物資の国内価格高騰により特需の調達価格が上昇し、特需提供が困難となっている。これは日米経済協力の障害となり、貿易外収入の減退も懸念される。そこで、輸入原価に諸掛を加えた価格での払下げを可能とするため、物品の無償貸付及び譲与等に関する法律の特例として、時価以下での売払いを認める法的根拠を設けることを目的とする。
参照した発言: 第10回国会 衆議院 通商産業委員会 第33号