身体障害者福祉法施行後、失明者の保護更生のため東京・塩原に設置された国立光明寮からは219名が卒業し社会復帰を果たしている。しかし、両施設の収容定員は合計100名に過ぎず、約2,000名の入寮希望者に対応できていない。また、両施設とも東日本に偏在しているため、関西方面からの要望に応え、神戸市に新たな施設を増設することとなった。本改正は、この神戸施設の開設に必要な法整備を行うものであり、これにより身体障害者福祉法の運営促進と失明者福祉の増進が期待される。
参照した発言:
第10回国会 参議院 厚生委員会 第12号