薬事法の一部を改正する法律
法令番号: 法律第295号
公布年月日: 昭和25年12月22日
法令の形式: 法律

改正対象法令

提案理由 (AIによる要約)

医科器械、歯科材料等の用具、化粧品は保健衛生上重要であり、現行薬事法では製造業者等への取締りを行っている。医薬品については基準制定や国家検定の規定があるが、用具及び化粧品にはそれらの法的措置が困難なため、薬事法第三十二条及び第三十三条を改正し、保健衛生上必要な場合に最低基準の設定や国家検定を可能とする。また、用具及び化粧品の販売業者への立入検査を可能とし、不良品の無償収去規定から「無償」を削除することで、保健衛生の確保と財産権の尊重を図る。

参照した発言:
第9回国会 衆議院 厚生委員会 第3号

審議経過

第9回国会

衆議院
(昭和25年12月1日)
(昭和25年12月4日)
参議院
(昭和25年12月4日)
衆議院
(昭和25年12月5日)
参議院
(昭和25年12月7日)
衆議院
(昭和25年12月8日)
(昭和25年12月8日)
参議院
(昭和25年12月8日)
衆議院
(昭和25年12月10日)
参議院
(昭和25年12月10日)
薬事法の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和二十五年十二月二十二日
内閣総理大臣 吉田茂
法律第二百九十五号
薬事法の一部を改正する法律
薬事法(昭和二十三年法律第百九十七号)の一部を次のように改正する。
第三十二條に次の二項を加える。
3 厚生大臣は、保健衞生上の危害を防止するために必要があるときは、薬事審議会の建議に基き、用具又は化粧品に関して、品質の最低基準を定めることができる。
4 前項の規定により品質の最低基準が定められた用具又は化粧品は、その基準に適合するものでなければ、これを販売し、授與し、又は販売若しくは授與の目的で製造し、輸入し、貯蔵し、若しくは陳列してはならない。
第三十三條中「厚生大臣の指定した医薬品」を「厚生大臣の指定した医薬品及び前條第三項の規定により品質の最低基準が定められた用具又は化粧品であつて厚生大臣の指定したもの」に改める。
第四十九條中「医薬品、用具若しくは化粧品の製造業者若しくは輸入販売業者又は医薬品の販売業者」を「医薬品、用具又は化粧品の製造業者、輸入販売業者又は販売業者」に改め、「無償で」を削る。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
厚生大臣 黒川武雄
内閣総理大臣 吉田茂
薬事法の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和二十五年十二月二十二日
内閣総理大臣 吉田茂
法律第二百九十五号
薬事法の一部を改正する法律
薬事法(昭和二十三年法律第百九十七号)の一部を次のように改正する。
第三十二条に次の二項を加える。
3 厚生大臣は、保健衛生上の危害を防止するために必要があるときは、薬事審議会の建議に基き、用具又は化粧品に関して、品質の最低基準を定めることができる。
4 前項の規定により品質の最低基準が定められた用具又は化粧品は、その基準に適合するものでなければ、これを販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で製造し、輸入し、貯蔵し、若しくは陳列してはならない。
第三十三条中「厚生大臣の指定した医薬品」を「厚生大臣の指定した医薬品及び前条第三項の規定により品質の最低基準が定められた用具又は化粧品であつて厚生大臣の指定したもの」に改める。
第四十九条中「医薬品、用具若しくは化粧品の製造業者若しくは輸入販売業者又は医薬品の販売業者」を「医薬品、用具又は化粧品の製造業者、輸入販売業者又は販売業者」に改め、「無償で」を削る。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
厚生大臣 黒川武雄
内閣総理大臣 吉田茂