外国為替特別会計において、1949年度以降の輸出増加に伴う外貨手持ちの激増により、円資金が予算に比して著しく不足する状況が生じていた。1949年度はこの不足を借入金で対応し、1950年度は日本銀行の外貨貸付制度の運用により困難は緩和されたものの、なお相当の不足が見込まれる。そのため、貿易特別会計から260億円、一般会計から100億円を繰り入れることで、外国為替特別会計の円滑な運営を図ろうとするものである。
参照した発言: 第10回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号