我が国では国民の鳥獣に対する認識が薄く、戦時中の乱獲や森林の乱伐により鳥獣の数が著しく減少している。また、鳥類の激減により森林害虫が蔓延し、農林業に甚大な被害が発生している。このような状況に対応するため、有益鳥獣の捕獲制限だけでなく、積極的な保護繁殖を図る必要がある。そこで、狩猟鳥獣の捕獲制限の強化、空気銃に関する規制の見直し、鳥獣保護区の設置、きじ・やまどりの販売禁止、鳥獣の輸出入規制など、より実効性のある保護施策を講じることを目的として本法改正を提案する。
参照した発言:
第7回国会 参議院 農林委員会 第33号