郵便振替貯金法の一部を改正する法律
法令番号: 法律第44号
公布年月日: 昭和25年3月31日
法令の形式: 法律

改正対象法令

提案理由 (AIによる要約)

郵便振替貯金制度の利用者の利便性向上と利益保護のため、振替貯金の払込書用紙の売渡し制度を復活させ、払出し証書の有効期間経過後の払渡しについて、加入者や受取人の責によらない事由による場合は、その日数を有効期間に算入しないこととする。また、簡易生命保険料等の振替料金を簡易保険局負担とし、地方公共団体への公金払込み料金を5円に引き上げることで、取扱料金及び徴収方法の適正化と事業の合理的運営を図るものである。

参照した発言:
第7回国会 衆議院 郵政委員会 第2号

審議経過

第7回国会

衆議院
(昭和25年3月3日)
参議院
(昭和25年3月15日)
(昭和25年3月17日)
衆議院
(昭和25年3月24日)
(昭和25年3月25日)
参議院
(昭和25年3月31日)
衆議院
(昭和25年5月3日)
郵便振替貯金法の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和二十五年三月三十一日
内閣総理大臣 吉田茂
法律第四十四号
郵便振替貯金法の一部を改正する法律
郵便振替貯金法(昭和二十三年法律第六十号)の一部を次のように改正する。
第二十七條第四項中「第二項の用紙で拂込書の用紙以外のもの」を「第二項の用紙」に改める。
第四十八條第二項を次のように改め、同條第三項を削る。
加入者又は受取人が、その責に帰すべからざる事由に因り、前項の有効期間内に拂出金の拂渡又はもどし入れの請求をすることができなかつたときは、その事由に因り請求をすることができなかつた日数は、これを同項の有効期間に算入しない。第十六條に規定する場合において拂出金の拂渡を遅延したため経過した日数についても、同樣とする。
第五十一條第二項を次のように改める。
前項の規定による拂出の料金は、通常振替の料金と同額とし、簡易保險局において、これを納付する。
第五十三條中「恩給金庫」を「国民金融公庫」に改める。
第六十二條第一項中「二円」を「五円」に改める。
附 則
この法律は、昭和二十五年四月一日から施行する。但し、第五十三條の改正規定は、昭和二十四年六月一日から適用する。
大蔵大臣 池田勇人
郵政大臣 小沢佐重喜
経済安定本部総裁 吉田茂
内閣総理大臣 吉田茂
郵便振替貯金法の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和二十五年三月三十一日
内閣総理大臣 吉田茂
法律第四十四号
郵便振替貯金法の一部を改正する法律
郵便振替貯金法(昭和二十三年法律第六十号)の一部を次のように改正する。
第二十七条第四項中「第二項の用紙で払込書の用紙以外のもの」を「第二項の用紙」に改める。
第四十八条第二項を次のように改め、同条第三項を削る。
加入者又は受取人が、その責に帰すべからざる事由に因り、前項の有効期間内に払出金の払渡又はもどし入れの請求をすることができなかつたときは、その事由に因り請求をすることができなかつた日数は、これを同項の有効期間に算入しない。第十六条に規定する場合において払出金の払渡を遅延したため経過した日数についても、同様とする。
第五十一条第二項を次のように改める。
前項の規定による払出の料金は、通常振替の料金と同額とし、簡易保険局において、これを納付する。
第五十三条中「恩給金庫」を「国民金融公庫」に改める。
第六十二条第一項中「二円」を「五円」に改める。
附 則
この法律は、昭和二十五年四月一日から施行する。但し、第五十三条の改正規定は、昭和二十四年六月一日から適用する。
大蔵大臣 池田勇人
郵政大臣 小沢佐重喜
経済安定本部総裁 吉田茂
内閣総理大臣 吉田茂